生活リズムと不登校の関係
生活リズムと不登校の関係
スクールソーシャルワーカーは学校に行かない生徒さんのご家庭に
訪問させて頂くこともあります。
多くの生徒さんは、夜更かしや昼夜逆転など、睡眠の乱れがあります。
学校に行かなくなった二次的な状態の場合もありますし、
睡眠リズムの乱れから、学校に行けなくなる場合もあります。
学校に行かないことで、ご家族の方も、心が落ち着かないし、心配な
思いをされていることと、お察ししています。
「学校に行こうかな。」「フリースクールに行こうかな。」とか
意欲が出てくるために、生活リズムを整えてみましょう。
とは言え、家族が不在の家で、日中長いお昼寝をしてしまい、
夜は眼が覚めている。
逆に家族は、夜は眠らないと仕事に行けない・・。
じゃあ、どうしたらいいの?ということにもなりますよね。
できるところからやってみる。

睡眠のリズムを整えるための声掛け。
- 朝食を一緒に食べるよう、声掛けする。
- 5分でもいいので、早朝人があまりいないところから散歩をスタート
- ご家族の休みの日は外出に誘う。
- 部屋には遮光カーテンではなく、光を感じるものを使用。朝カーテンを開ける。
- 生活の乱れを責める言葉より、朝起きたことをほめて対話をする。 など
まとめと考察
睡眠や生活のリズムが整わないと、元々、学校に行きたくないと思った
原因(友人関係や学校でのトラブル)がなくなっても
不登校状態が続くことは多いです。
原因であることへの心理的ケアだけではなく、環境を整える支援が
必要なことがあります。
生活リズムを整えると、登校などの意欲も出てきます。
実際、どう働きかけたらいいかなどお悩みの方は
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーに
相談されると良いと思います。
今は、都道府県や市町の行政内で、不登校やひきこもり支援として
相談以外に家庭訪問を行って、直接本人と対話をする支援も
多くなっています。
家庭内だけで悩まれずに、まずは相談されることをおすすめしたいです。
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