学校で掃除の時間に雑巾がけをする姿も、あまり見かけなくなりました。
ご家庭でも、モップを使用することが多く、昔ながらの雑巾がけを
しなくなったことで、実は、運動機能アップのチャンスを逃しているのを
ご存じでしたか?
こどもロコモとは?
近年、こどもも、スマホやパソコンなどを長時間見ることで、
猫背になったり、あごが出てしまうなど姿勢が悪くなっています。
座ったまま、運動する機会が少なくなっていて、運動器機能が低下
してしまう状態にある方も少なくありません。
機能低下になると、バランス力低下、危険回避の力の低下、
柔軟性に欠けるなど日常生活に知らないうちにケガなどの
リスクを負う原因にもなります。心身への影響も大きいと考えます。
こどもロコモのチェック
下記の表で、チェックしてみてください。
埼玉県の学校では40%くらいの生徒さんが
すべてをクリアすることが出来なかったという
データがあるとのことです。

チェックをしてみて、いかがでしたか?
運動するのが苦手だったり、わざわざ出かけるのを嫌がるこどもさんも
いらっしゃるので、おすすめなのが、「雑巾がけ」です。
私も最近、肥満気味になり(汗)、とはいえジムに通う時間もないため、
ちょうど掃除を「雑巾がけ」に変えてみようと思っていました。
そこで、おすすめする理由を書いてみました。
日常で運動機能アップする「雑巾がけ」のおすすめ理由
- 前屈の姿勢を保ちながら、身体のバランス感覚が身に付く。
- 腕を伸ばして前屈した姿勢をとることで、肩のストレッチになる。
- 腕や足の筋力がアップ。
- しゃがんだり立ったりと柔軟性のアップ
メンタルを育てる「雑巾がけ」のおすすめ理由
- 家庭のお手伝いをするという経験から自己肯定感が生まれる。認められる体験。
- そうじする場所などを指定すると、自分で目標を立てて達成しようとする経験ができる。
- 座る時間が長い場合、身体を動かすことでリフレッシュし、切り替えができるようになる。
「雑巾がけ」の仕方
NHKforschoolより。

スポーツ庁の「子供の体力向上企画」より
まとめ
幼児期の身体づくりはとても大切だと考えています。
私は、小さい時から野山を駆け回り、家では雑巾がけは毎日。
おかげで、スポーツで国体出場をしたり、今でもかなり身体を
動かして、仕事であちらこちらに行っても、バテにくいです。
ただ、大人になってからは、膝をつきながら床を拭く為、
膝のあたりが黒くなってしまうので、要注意です。
正しい姿勢で行えば、トレーニングになると思います。
雑巾がけもそうですが、日ごろから保護者の方と一緒に
やることがとても大切だと考えます。
親がしないことを子どもはしようとしませんし、
続かないことが多いのです。
なにより、それが大切なコミュニケーションの時間にも
なります。
ぜひ、親子で一緒に「雑巾がけ」をしてみませんか?
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