「こども家庭ソーシャルワーカー」とは?
こども家庭庁が創設されて以来、こどもに関するソーシャルワーカーの
国家資格化の検討などがなされ、結果として
「こども家庭ソーシャルワーカー」として国家資格にはならず、
民間資格として位置づけが決定されました。
私自身は社会福祉士・精神保健福祉士という国家資格を保持していますが、
2026年度をめどに国家資格化も視野に入れているとのことで、
資格取得に向けて、いろいろと調べてみました。
こども家庭SWは、児童相談所や児童養護施設などで一定期間働いた人が研修を受け、試験に合格すれば取得できる新資格。(中略)
こども家庭庁は2023年12月12月26日、こども家庭審議会児童虐待防止対策部会(部会長=山縣文治・関西大教授)を開催。会合で同庁は2024年度に創設する「こども家庭ソーシャルワーカー」の試験を実施する認定機関について、一般財団法人日本ソーシャルワークセンター(JSWC)に決定したと明らかにした。
「福祉新聞」記事より引用 2024年1月9日の記事
3024年4月の制度開始に向けて、研修体制も整えられているようです。
「こども家庭ソーシャルワーカー」になるには
実務経験+研修の修了+試験の合格が必要になります。
受験資格にはいくつかのルートが発表されています。
↓

研修内容等について
参考:厚生労働省「子ども家庭福祉の認定資格に取得に係る
検討会とりまとめ【案】https://www.mhlw.go.jp/content/001057324.pdf#page=36
こちらで研修内容のカリキュラムが発表されています。
まとめと考察
新資格の開始の背景は、不登校、虐待、貧困、発達障害など、多様な問題を
専門的知識を持って取り組む専門家の必要性があると思います。
私は約9年前にスクールソーシャルワーカーに就いたわけですが、
恥ずかしながら、高齢者福祉には長年従事してまいりましたが、
児童福祉に関しては、教科書の内容に少しばかりの知識しか
なく、必死に独学をした経験があります。
社会福祉士や精神保健福祉士でも、様々なバックグラウンドを
持っている為、専門性の必要性は身をもって感じております。
この資格を取得し、改めて学習をし直すことは、とても大切だと
思っています。
関わらせて頂くこどもさんや保護者の方の役に立つために
新たな気持ちで学習を始めようと考えています。
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